「ワン・フォー・オール、オール・フォー・ワン」。これはフランスの作家アレクサンドルデュマの「三銃士」で使われ広まったとされる言葉です。
意味は「一人はみんなのために、みんなは一人のために」と訳されることが多いそうです。
ところがこの言葉、別の意味に解釈した人がいます。
それは惜しくもこの10月20日53歳の若さで世を去ったミスターラグビー平尾誠二さん。
平尾さんによると「一人はみんなのために、みんなは一つのために」と解釈するのがよいというのです。(平尾誠二「理不尽に勝つ」(PHP研究所))
ここで言われている「一つ」とはおそらく「勝利」という目標を意味していると思われます。
私はこの1文を読んでふとあることに思い当りました。
もしこの解釈を私たち一人一人に当てはめたら、と。
私たちはできることなら一生健康でありたいと願っています。
そしてその願いをかなえるために一人一人の生命体が日々活動しています。
私たちのからだの中での「一人」とは60兆とも100兆ともいわれる細胞一つ一つと考えることができます。
「みんな」とはその細胞が集まってできた私たちのからだ全体であるといってよいでしょう。
つまり私たちの一つ一つの細胞は集まって私たちのからだ全体を作り私たちのからだは生命力を強化し、健やかな人生が送れるよう働いているのです。
だから私たちの生命活動を脅かすようなウイルスや細菌、がん細胞などが体を蝕み始めるとこれを全細胞が一丸となって排除しようとするのです。
私たちが行っているはり治療。
皆さんに施すはり数はそんなに多くありませんし、刺激はわずかです。
しかし、一つの細胞に与えた刺激は体全体に広がり、その刺激を受けた体は生命活動を活発にし、健康な日々のために働きます。
ちょっとあちこちが痛い、体の調子が何となく良くない、毎日気分がすぐれない。
そんな症状でお悩みのあなた、一度私たちが行う経絡治療というはり灸治療においでになりませんか。
そして気になるような症状はないのだが、というあなたも、より健やかな日常を過ごすために経絡治療を受けてみませんか。
電話、メールでのご相談をお待ちしています。