胸がときめく

人は初めての経験をするとき、多かれ少なかれ、胸がときめく動物のようです。
では、「ときめく胸」の実態は・・・・・。
辞書を引くと「喜びや期待などで胸がどきどきする。心が躍る。」様をいうようです。(「大辞泉」)
しかし、実際私たちが感じる胸のときめきは「喜び」や「期待」といった肯定的なものばかりでしょうか。
実は、この中には、不安や軽い恐れなどというものも含まれているのではないか。
気の小さい私にはそう思えてならないのです。
私たちが「はじめて」の場面を経験するときーー。
何か良からぬことが起こるのではないか。
予定は順調に運ばれるのだろうか。
自分に関わることで、もし、失敗したらどうしよう・・・・・。
などなど・・・・・。
不安と恐れはどんどん高まっていくのです。
健康の源は内臓のバランスにあると考えている東洋医学。
私の心の中に時折起こるこのような現象は腎臓のはたらきの異常だと考えています。
なのでこれは一時(いっとき)のことなので、内臓のはたらきの許容範囲ということになり、心身の大きなトラブルにはなりません。
が、もし、初めての場面だけではなく、慢性的にこのような状態を心に抱えているとすると・・・・・・・。
これは病気です。
では、このような状態への対処法はないのでしょうか。
幸いなことに私たちが行うはり灸は、こうした方々に大きな偉力を発揮します。
もちろん、今日治療を受けたからといって即座に不安や恐れが解消するわけではありません。
時間をかけ、根気よくはり灸治療を続けることによって、徐々に不安や緊張の場面が少なくなっていく。
それを実感していただくのが私たちの治療です。
どうぞ、慢性的に心の不安や恐れを感じている方、一度当院にご相談ください。

はじめて

誰にでも「はじめて」という経験があります。

とはいうものの、きっとどんな人でも生まれたときの「はじめて」は記憶にないことでしょう。

でも、幼稚園や保育園に入園した日のこと。(これも記憶にないかな。)
小学校から中学、高校、大学などの入学式の朝。
アルバイト先や就職先が決まって新たな環境に溶け込もうと少し緊張気味で迎えた日のこと。
そして、はじめてのデートの日・・・・・・。

その日は、ーー人によっては前の日の晩からーー、胸がドキドキして落ち着かない時間を過ごしたものです。

ところが、そんな日から何十年もたつと、「はじめて」を経験する機会も少なくなり、胸をときめかすこともなくなってしまいました。

そんな私にとっては久しぶりのことです。
心地よい胸の鼓動を感じながらここに文章を書いているのは。

心地よい胸の鼓動を感じているのはどうしてか。

それは、「はじめて」ブログなるものにチャレンジしているからです。

これを読まれる方の中には、「年甲斐もなく自分の話を公にするぐらいで、どうして胸がときめくのか」と首をかしげる方もおられることでしょう。
「今頃はじめてのブログなんて」とお笑いになる方もおられるかもしれません。

年を取るとあのなんともいえない胸のときめきは覚えているはずなのに、新しいことへのチャレンジが億劫になります。
今回はそれを乗り越えてのチャレンジ。

なぜ、ブログにチャレンジしたかーー。

それはもっと皆さまに健康の大切さと、はり灸の良さを実感していただきたいと思っているからです。

このブログを読まれて、はり灸に関心を持たれた方、ぜひ下記のURLへアクセスしてください。

私の健康に対する考え方や東洋医学のことが少しだけお分かりいただけるかと思いますので。